2009年11月28日土曜日

この街の灯り。


部屋の窓から入り込んできた、

冷たい夜の青白さに、

僕はハッとしたのです。


この雪明かりのような夜の青さは、

さよならとこんにちはの街で生まれた、

悲しみの灯りだ。



東京の事を、

僕はまだ、何も知らない。




一路















2009年11月26日木曜日

登坂。


自分の感覚に、

常に正直でいるために、

正直な言葉のまま人に吐き出すと、

それは、非社会的になる。



それを上手に言葉にする事も、

感覚で生きるためには必要であるという悩みを持つ僕は、

凡人であるというレッテルを張られている証明になるのです。


立場とか、

名声とか、

空気とか、

状況とか、

そういった類いのホールドを掴んで登ろうとする、

僕は手の生えた魚だ。




一路























2009年11月21日土曜日

アートワーク。


『アルクアラウンド』のアートワーク。

会心。



ですが、


芸術は爆発しても、落とし所は複雑な山脈の尾根の上だ。







一路




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MAXI SINGLE『アルクアラウンド』

2010年1月13日リリース。

(実際の製品には中央のテキスト部分に歌詞が掲載されています。
歌詞が記された本来のジャケットを雑誌等に掲載することは
著作権上の問題が発生する可能性があることから、
歌詞の代わりに注釈文で構成されるダミージャケットを新たに作成しました)

さらに、来春からスタートする全国ツアーも決定しました。

詳しくは12月15日にサカナクションオフィシャルホームページで発表する予定ですので、もうしばらくお待ちください。

収録曲
1.アルクアラウンド
2.スプーンと汗
3.ネイティブダンサー rei harakami へっぽこ re-arrange
4."FISH ALIVE chapter2" 1 sequence by 3 songs - SAKANAQUARIUM 2009 @ SAPPORO
※初回盤のみM-4収録
★初回盤(4Track) VICL-36553 ¥1,000(税込)
★通常盤(3Track) VICL-36554 ¥1,000(税込)

http://sakanaction.jp/main.html








2009年11月19日木曜日

アンダーグラウンド、オーバーグラウンド。


外を知らない猫と、

外しか知らない猫。




その二匹の想う自由の価値観は、

それぞれ違う。



僕はどちらの自由も知る、

欲張りな野良猫でありたいのです。





一路

2009年11月16日月曜日

kodomonokankaku。

夕日にかかる線路の下を、

こうやって僕は何の気なしに跨ぐから、

そんなんだから、

この肩こりみたくコリコリに固まった歌しか出でこないのだと、

後になって気づかせてくれる写真とは、

まるで本だ。




一路









2009年11月9日月曜日

新木場女性ベーシスト祭。


今日のライブ、楽しかった。

曲作りで、缶詰のとうもろこしみたくなっていた僕は、

ぱちんと、ポップコーンになって弾けたのです。


来てくれた皆さん、ありがとう。




小出君が、いつの間にか僕のiPhoneで僕を隠し撮りしてた。

やっぱり、小出君と話すと楽しい。






痩せたな俺。





一路

2009年11月7日土曜日

自然と溢れてきた物が正義。


お風呂にすり切りいっぱいお湯をためて、

ざぶんと入ってお湯が溢れる感じ。



僕の曲の作り方は、

それに似ている気が致します。



だから、僕は溜めるのです。


嫌な出来事もその逆も、

全部肥やしにしてやるぜ。





自分に打ち勝つ。













あー猫を触りたい気分だ。





一路










2009年11月4日水曜日

『アルクアラウンド』について。


先日、ROCKIN'ON JAPANのインタビューがありまして、

編集長の古川晋さんと会いました。


ここでまだ言ってなかったけど、

シングルが来年1月13日に発売になるのです。


この曲は、今の僕らです。

世阿弥の言うまさに『時分の花』であります。



ウダウダ言わず、

真っ正面からこの地で、

音楽と闘う決意をしたということの、

僕なりの証明であります。




僕は毎日、つらつら生きておりますが、

まだ蛹で、このシングルが発売される頃には、

きっと蝶になっているはずで、

蛾かもしれないけど、それはそれで健全で、

つまり、今はまだ、

本当の自分と決着をつけるため、

夜に目を光らせているという事であります。






カップリングの『スプーンと汗』は、

今までこんなに何度も自分の歌を繰り返し聴いた事がないほど、

良く聴いております。





ハラカミ先生のネイティブダンサーREMIXは、

ハラカミ先生のowari no kisetsu REMIXを死ぬほど聴いていた、

あの頃の青い僕に報告してあげたい気持ちになったくらいであります。







知らぬ間に、

僕は歩いておりますね。

着実に。







一路













2009年11月2日月曜日

東京の冬。


頭をぼりぼり掻いて、

煮詰まって疲れた眉間を人差し指で嬲ったりして、

僕の中のフラットを守る為、

机にシガミツイテ懸命に自分と向かい合っている今日この頃、

ふと、気がついたら、


外はもう冬でした。





一路