2009年9月28日月曜日

オツベルじゃなかった。


母猫が子猫を追い払う親離れという行事を、

僕は切なく見ておりました。

しかし、僕が見ていたのは、

その行為ではなく、

見慣れた子猫の表情だったのです。



なぜか僕は、

そんな自分にひどく安心して、

ひとりでも生きて行ける気がしたのであります。



ここが僕のホームだ。



一路













2009年9月21日月曜日

2009年9月18日金曜日

健全で狂気な青。


ぼくから僕へ捧げる、

さりげない何かへの反発とは、

行きつけの喫茶店から帰る道なりの、

自転車の手放し運転であります。



その瞬間は、

車にひかれて死んでしまってもいいやと、

本気で思うのであります。



そういった、一時的な感情の突起が、

今の自分にもまだあるという青さで、



僕は、


それとなく、


安心してみたがっている。







一路

宅急の目。


野良猫の視線は、純粋であります。



煮詰めると灰汁がたくさん出るだろう僕には、

強烈な視線であります。




それは、

あの時代の父の目に似ている。




一路



2009年9月16日水曜日

ブリーチ伯爵。


作曲期間中は、

僕は掃除ばかり致します。



一度集中が途切れると、

集中し直すのに時間がかかる凡庸な僕は、

リフレッシュ方法にも工夫が必要なのであります。


そんな僕にとって、

掃除は集中力が切れない唯一のリラックス方法であり、

特に、キッチンハイターで、

グラスやぞうきんをブリーチ消毒すると、

心の汚れも白く脱色されていくようで、

何とも心地よいのであります。




                                                                                                                                                家に来る野良猫共もきれいに洗ってあげたい。

それは僕の勝手な願望で、

猫らにしてみたら、

余計なお世話かもしれないけれども。




一路









2009年9月15日火曜日

ラインコントロール。


書きかけのノートに、

すっと線を引き、

そこから下が新しい僕と致します。



書きかけのノートに、

すっと線を引き、

そこから自由が始まると致します。



僕は僕の作り出す不自由に捕われるのではなく、

不器用に自由に生きると致します。



そうすると、

今ある幾多の問題も、

誰かの相談に乗る時と同じような気持ちで、

いとも容易く、

いとも容易く、

白紙にできるような気がするのであります。



一路

2009年9月9日水曜日

セプテンバー。


三年連続で、

レコーディング中の誕生日でありました。

これは極めて幸せな事であります。







振り返ると、


青春の後先を僕は顧みる事なく、

まるで快速電車に乗るような心持ちで、

今日まで走り去って参りましたけど、


少なくとも、


ここまでの人生で、

大切だと考えて確信してきた音楽という線路だけは、

一駅も見過ごす事なく、

各駅停車で生きて来れたと思うのであります。



そうやって生きられた要因には、

両親や、スタッフや、友人や、

いつも応援してくれる皆様の存在が、

過去、現在と入り交じり、

支えて下さった賜物であります。





人生最高の一曲を作ります。


感謝。






一路

2009年9月2日水曜日

僕の宇宙。

本当に人が好きで好きでたまらない、

という感覚ってどんな感じだったでしょうか。



素晴らしい夕日を見て、世界を手に入れたような気分になったのは、

思春期の一時期的発作だったのでしょうか。



僕は音楽で失った感覚と、

音楽で手に入れた感覚の隙間で、

うろうろする衛星のようであります。



音楽は僕の中に広がる宇宙であります。





一路


2009年9月1日火曜日

INLET


夏フェスが終わって、

帰ってきたこの部屋は、

相変わらずのあの部屋で、

つまり、自分と向き合うあの部屋で、

なにか、なんというか、

ここは僕の塊みたいだと思えたのであります。


吐き出して泣いたこの場所が、

僕のホームとなるか否か、

僕の未来となるか否か、

それは、この曲の歌詞で、

語りきれるかにかかっていると思うのであります。


敵は自分。



夏フェスでエネルギーをもらいました。

新曲やらなくてごめんね。






一路