2009年6月22日月曜日

問題意識を持つ事。

沢山のコメントありがとうであります。

いつも、全てのコメントを読ませて頂いております。



僕が様々な音楽専門誌で過去に話して来たことでありますが、

普段、音楽に深く潜る余裕がなく生活している人たちが大半である事実は、
極めて健全だし、それはそうあるべきだと切に思います。

そういった人達に向けて、メディアが前線で発信している音楽と、
深く潜り、音楽を探している人たちが聴く音楽との間に
大きな隔たりがあるのはなぜか、
それをちょっとだけ問題意識として持つ事が、重要だと僕は思うのであります。

世論が思う「良い音楽」という種類を増やす運動が今必要な気が致します。

その為にどうしたらしいいいのか、何を手に入れたら良いのか、
それを考えて行く事が音楽を愛する僕らのちょっとした日常の起伏になったりすると、
僕は素晴らしい事だなぁと思うのであります。

僕はミュージシャンとして、みんなはユーザーとして、
共闘するつもりでいてくれたら嬉しい限りであります。

そういった趣旨のイベントをいつかやりたいのです。






昨今、僕は次作に向けて

イソギンチャクの触手のような心の針で、

ちくちく自己の底辺を突っついております。


みんなに応援してもらえるように精進致します。

煮詰まってるけど(笑)





一路





2009年6月15日月曜日

音楽を読む能力。

こういうことを言うとまた怒られるけど、



僕が歌を作るという行為で「悩む」という要因の一つに、

自分の好みの音楽が人に受け入れられにくいという現実があり、

しかし、それの素晴らしさをいつか沢山の人に解ってもらいたいという願望があるからこそ、

僕は悩むのであります。



多分そういう姿勢で今頑張っているアーティストは沢山いると思われます。


音楽の聴き方は本当に沢山あって、

今自分が聴いている音楽は、

どのような意思で、

どのような思惑があり、

どのような感覚を共有しようとしているのか、

ちょっと考えて聴くだけで、

シーンは驚くほど変わると思われます。



シーンは商業だから、そこはあまり表に出ません。

メディアリテラシーを駆使し、聴き手が読み取るしかありません。




そういった意味で、

先日のVersion21.1というイベントは、

すごく大きな意味のあるイベントだった思うのです。


エンターテイメントミュージックに対抗できるロックを作る。

はっきりと言葉にしたイベントです。

アーティストもユーザーも一緒に考えることが出来る、

人と形もはっきり見える、

そんなイベントだったと思うのです。


来てくれた皆様、ありがとう。

来れなかった人、また必ずやります。


今度は東京だけじゃなく。



一路




2009年6月12日金曜日

一歩先。


ちょっと前に、大規模な部屋の模様替えをして、

ベランダ近くに制作スペースを移したので、

野良猫共が部屋の中の僕を見かける頻度が増した様であります。

なので、忙しかった昨今の隙間には、

必ず猫がおりました。


僕の食費より、猫の餌代のほうが高くついております。




いよいよ明日、

新木場STUDIO COASTで『Version21.1』が開催されるのであります。

僕らが目指す一歩先の音楽の未来。

何十歩も先じゃなくて、一歩先。

それに少し近づけるライブになると思うのであります。


頑張ります。




一路




2009年6月5日金曜日

月と僕の秘密。

ちょっと、みんな来これみて。

月と僕との秘密がバレそうであります。






記事 http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200906032002



一路

2009年6月4日木曜日

スピン。


僕は泡を作ります。


僕が歩くと、

僕の体に触れた日常という空気が小さい沢山の泡となり、

気がつくと泡で前が見えなくなるほどなのです。


すると、僕の心はすっかりその泡で洗われて、

独りでしょんぼりしている僕の本心を、

買いたての本の装丁を扱うように、

丁寧に包んでくれるのでした。



孤独が生み出すこの歌を、

人に繋げる音楽にするこの行為の繰り返しは、

まさに泡の様で儚い。


こうやってなんとなく生きて行けている事への感謝は、

忘れたくても忘れられないのであります。



沢山の手紙、贈り物、そしてこのブログへのコメントありがとう。

鹿児島の醤油は、甘かったよ。




一路